映画『ホビット』、ビルボ・バギンズ役はマーティン・フリーマン
いよいよ製作開始となった映画『ホビット/The Hobbit』(原題)で、注目されていた主人公ビルボ・バギンス役にイギリスのコメディ俳優マーティン・フリーマンが決定した。
マーティンは、リッキー・ジャーヴェイス主演で人気を博したテレビドラマ「The Office」で注目された39歳の俳優。ピーター・ジャクソン監督はマーティンについて、「とても賢くて愉快で、驚きに満ちていて勇気がある。まさにビルボにぴったりだ。彼がホビットに加わってくれたことを発表するのは、とても誇りに感じるよ」と語り、このキャスティングに満足感を示している。マーティンのほか、ホビットたちのリーダー格、トーリン・オーケンシールド役に、こちらもイギリス人俳優のリチャード・アーミティッジが決まっている。
『ホビット/The Hobbit』(原題)のキャスティングは、当初ロケ地として予定していたニュージーランドで俳優組合と製作側との対立が起こり、現在もオーストラリアとニュージーランドの俳優がボイコットの姿勢を崩していない。ジャクソン監督はロケ地を東ヨーロッパへ移すことも示唆していたが、プロデューサー陣の間では撮影をイギリスで行う可能性も語られている。撮影は来年の2月に開始され、公開は第1部が2012年の12月、第2部が2013年の12月を予定している。