ダニー・ボイル監督が手がける舞台版「フランケンシュタイン」、いよいよお正月にロンドンで開幕
ダニー・ボイル監督が久々に舞台演出に取り組んだ作品「フランケンシュタイン」が、1月5日からロンドンの王立劇場で開幕を迎える。
この作品は、メアリー・シェリーの古典ゴシックを舞台化したもので、ボイル監督と舞台作家のニック・ディアーが組んで製作したもの。ヴィクター・フランケンシュタイン博士役と彼が作り上げる人造人間役を、映画『つぐない』や映画『ブーリン家の姉妹』のベネディクト・カンバーバッチ、ボイル監督映画『トレインスポッティング』で知られるジョニー・リー・ミラーが交互に演じ分ける形となる。さらに、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでティア・ダルマを演じたナオミ・ハリスが、孤児のエリザベス・ラベンザ役で出演することも決まった。
ボイル監督は1994年に映画『シャロウ・グレイブ』で映画監督デビューを果たす以前、舞台監督としてキャリアを始めており、王立シェイクスピア劇団でも5つの作品を手がけるなど、舞台監督は古巣の分野。アカデミー作品賞を受賞した映画『スラムドッグ$ミリオネア』以後、ボイル監督は新作『127アワーズ(原題) / 127 Hours 』もアカデミー賞の注目作となっているが、その合間を縫って舞台演出のライブ感覚を取り戻していたよう。舞台「フランケンシュタイン」は1月5日からロンドンの王立劇場で開演となる。