全米ナンバーワン映画『世界侵略 : ロサンゼルス決戦』について、主演俳優アーロン・エッカートに聞く!
映画『ダークナイト』や『サンキュー・スモーキング』などで個性的な演技を見せてきた俳優アーロン・エッカートが、ハリウッドの超大作に主演した映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』について語った。
アーロン・エッカート出演映画『世界侵略 : ロサンゼルス決戦』
同作は、1942年2月25日にロサンゼルス上空に未確認飛行物体が出現、その後もブエノスアイレス、ソウル、ロンドンでも確認されるも、その実態がわからないままだった。だが2011年、再び出現した飛行物体は、突如として全世界に対し一斉攻撃を開始して、全世界の主要都市を壊滅状態にしていく中、人類最後の砦となったロサンゼルスにアメリカ海兵隊のナンツ(アーロン・エッカート)とその仲間が集結する。はたして人類の運命は救われるのか? 映画内では、激しい宇宙人との攻防戦が繰り広げられていく。
この映画のために、どのような身体的なトレーニングをしたのか、という質問にアーロンは「僕ら俳優全員は、海兵のブートキャンプ(新兵訓練施設)に入り、テントを立てたり、寝食共にしながら訓練を行っていたんだ。実際にはかなりハードで緊張感もあって、僕ら俳優たちは教官に怒鳴られながら訓練していたよ。ただ、その訓練を通して海兵たちの物の考え方を理解できた気がするんだ。だからブートキャンプでは、全員が素晴らしい体に鍛えられ、俳優同士の信頼も深めることができたんだ」と有意義な訓練になったことを語った。
映画内で、アーロンは過去に問題を抱えた設定である主役ナンツを演じている。「ナンツは複雑な内面を持ったキャラクターで、あえて僕はそれを強調させながら演じたんだ。大作だからといって、CGに頼らない映画にしたかったからね。さらに力強いナンツが仲間同士の意識を高めながら、宇宙人と戦っていく映画になっているよ」と説明した。
ミシェル・ロドリゲスや人気R&B歌手兼俳優のNe-Yoとの共演については「彼らを含めた僕ら12人の俳優たちは、みんな平等で同じ価値観の中で訓練していた。歌手のNe-Yoと仕事をするまでは、彼の曲さえ知らなかったが、撮影後は彼の曲を聞くほどになった。個人的に彼は、歌詞も書ける素晴らしいシンガーだと思っているよ。ミシェルは、僕ら男たちとともに武器を扱ったりしながら、よく僕らにジョークを言って笑わせたりしてくれた。でも訓練中は夏だったために、他の俳優たちはキツくて倒れてしまったこともあったよ。それでもお互いが助け合いながら、全員の仲間意識が上手くこの映画に結びついたと思っている」と語った。
ちなみに撮影中での宇宙人は、スパンデックスのスーツを着た二人のスタッフが演じていて、アーロンを含めた俳優陣はリアクションがやり易かったようだ。当然そのスーツを着たスタッフの映像は、後で迫力のある宇宙人のCG映像に変わっている。映画は、息をもつかせぬストーリー展開が見所に作品に仕上がっている。
(取材・文・細木信宏Nobuhiro Hosoki)
映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は9月17日より全国公開予定