阿部寛も募金活動に参加、募金したすべての人に「ありがとう」と握手を交わす
第3回沖縄国際映画祭で、映画『天国からのエール』のレッドカーペットイベントに登場した主演の阿部寛が、本編上映後、劇場入り口で募金活動を行い、募金した観客全員と握手を交わした。
チケットの売り上げなど、収益すべてを日本赤十字社を通して被災地に寄付し、開催期間中に募金活動なども行うチャリティーイベントとなった本映画祭。「本当の大変さは、被災地に行かないとわかりません。でも、日本人として、何ができるか考えていきたい。そしてできることがあれば、それを精いっぱい頑張りたい」と上映前に行われた舞台あいさつで話した阿部が、その言葉のとおりに行動した。
劇場入り口の募金ブースの前は、あっという間に長蛇の列が。阿部は一人一人の手をしっかりと握りしめながら「ありがとう」と声をかけ続けた。握手をした人の中には、本作の撮影に参加したという地元の住民もいた。
音楽を愛する、夢を追う若者たちのため、沖縄県の本部町に音楽スタジオ「あじさい音楽村」を設立した仲宗根陽(なかそねあきら)さんの実話を映画化した本作。42歳という若さで亡くなる寸前まで、若者たちを応援し続けた仲宗根さんを、作中では阿部が演じている。(編集部・森田真帆)