中井貴一、坂口憲二、向井理がナレーターに!実力派俳優陣も声だけの表現には悪戦苦闘!?
2004年10月から6年半にわたって放送されてきたTBS系ヒューマンドキュメンタリー番組「夢の扉」が、10日より「夢の扉+」としてリニューアルし、中井貴一、坂口憲二、向井理のそれぞれ20代、30代、40代の世代を超えた実力派俳優陣をナレーターとして迎えたことが発表された。2004年の放送開始時は女優の宮沢りえがナレーションを務めていた同番組は、その後、長峰由紀、出水麻衣、堀井美香とTBSの女子アナウンサーたちがナレーターを歴任。番組のリニューアルによって、女性の声から心機一転、その声も魅力的な男性俳優たちが、ナレーションに挑戦することになった。
週替わりでナレーションを担当していく中井、坂口、向井。俳優としてのキャリアは折り紙付きの3人だが、ナレーションへの挑戦には、不安もある様子。中井は「普段は役者として表情や身体を使って表現する仕事をしていますが、今回は声だけで表現しなければならないナレーションという仕事ですので、なるべく聞きやすいように、夢を持っていただけるようにお伝えできればいいと思っております」と抱負を語り、坂口は「聞きやすいナレーションを心がけ、何故自分が選ばれたのかをよく考えてこの仕事に取り組んでいこうと思います。自分が旅をした番組のナレーションを担当することは多かったですが、自分以外の人に対するナレーションは初めてです。自分の気持ちを言葉に乗せて伝えられるようにやっていきたいと思います」と本作に真摯(しんし)に取り組んでいく姿勢を明かしている。また向井は「ナレーションという仕事は今まであまりやったことがないのですが、声だけで表現して何かを伝えること、そして『一つのチームとして何かを伝える』という意志がとても強い番組だと思い、この作品に参加させていただいた意義を感じております。番組がスポットを当てる“毎週の主人公たち”にとても興味があります。そういう意味でもやりがいのある番組だと思っております」とオファーを受けた理由を明かした。
中井は、「世代の違う我々3人のナレーターが一つのテーマをお伝えしたり、逆にそれぞれがいろいろなテーマをお伝えしていくのはおもしろいと思います。三者三様ですから自分のままに読めばそれぞれの個性が出ていくのかなと思います」と3人がナレーションを務める同番組の魅力を語っている。第1回目の放送となる10日は中井がナレーションを務め、鋳物職人・能作克治を取り上げる。その後も、JNNの情報網から海外支局まで全国、全世界に広がる取材もうとその制作能力を駆使し、TBS報道局が総力を上げて「挑戦者」たちを紹介していくという。3人の俳優たちが「挑戦者」たちの息吹を活写してくれることだろう。(編集部・島村幸恵)
ヒューマンドキュメンタリー番組「夢の扉+」は4月10日(日)午後6時30分から放送開始(午後7時まで放送)