白石美帆、芸能界デビューのきっかけは電車の中から…永井大との純愛ストーリーも電車の中からの「征志とユキの物語」
4月29日から全国公開予定の、中谷美紀主演映画『阪急電車 片道15分の奇跡』と、そのスピンオフドラマ「征志とユキの物語」第1話の試写会が18日に東商ホールで行われ、スピンオフドラマに出演している永井大、白石美帆が舞台あいさつを行った。「征志とユキの物語」は29日までauのLISMOドラマ!として毎週金曜日に配信されている純愛ストーリー。
テレビドラマ「フリーター、家を買う」の原作者でもある、有川浩の同名ベストセラー小説を映画化した『阪急電車 片道15分の奇跡』。この映画では描かれなかった原作の人気ストーリーを、オリジナルスピンオフドラマにしたのが「征志とユキの物語」だ。永井と白石は、図書館で出会い、その後同じ電車に乗り合わせて心を通わせていくカップルをさわやかに演じている。
劇中で、永井演じる主人公に想いを寄せられるヒロインを務めた白石は「きゅんきゅんしながら(恋模様を)演じさせてもらいました」と笑顔で語ると、永井も「ピュアな感じで、若いころを思い出しましたね。自分もきゅんきゅんしました」と笑顔で語り、良い雰囲気での撮影であったことをうかがわせた。
映画版の登場人物たちの人生が波瀾(はらん)万丈なのに比べて、今作の2人は、ほっこりした平穏な人生を送っており、トーク中、永井と白石は「波瀾万丈」と「ほっこり」のどちらの人生を好むか司会者から質問されることに。白石は「若いころは『特急に乗りたい』と思うけど、今はだんだんと鈍行でゆったりして行く方がいいと思っています」と電車になぞらえて、現在は平穏な人生を望んでいることを明かした。一方の永井は「ほっこりするのもいいけれど、時には急行に乗るのもいいかも。いつも同じ景色だと、たまには刺激が欲しくなる」と異なる意見を語る場面もあった。
最後に白石は「わたし自身、芸能界に入るきっかけは、電車の中でのスカウトでした」と意外な事実を明かした後、「電車の中は、人生を大きく変えたり、人との関わりが交錯したりするところなんですよね。物語の中の、いろんな人間模様を楽しんで下さい」とこれからドラマと映画を観る観客に呼びかけていた。(古河優)
映画『阪急電車 片道15分の奇跡』は兵庫県宝塚市の宝塚駅から西宮市の今津駅を結ぶ片道15分のローカル線を舞台に、それぞれ悩みを抱える人々が、偶然同じ電車に乗り合わせたことをきっかけに展開される人間ドラマを描いたハートフルストーリー。
LISMOドラマ!「征志とユキの物語」4月1日より29日までauケータイで毎週金曜日 全5話配信中
映画『阪急電車 片道15分の奇跡』は4月23日より関西先行公開の後、4月29日より全国公開