『雨に唄えば』や『シャレード』の名監督スタンリー・ドーネンが、ニューヨークのイスラエル映画祭で生涯功労賞を受賞することに!
映画『雨に唄えば』や『シャレード』などの数々の名作を残してきた名監督スタンリー・ドーネンが、ニューヨークで開かれるイスラエル映画祭で生涯功労賞を受賞することがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
スタンリー・ドーネンは、ジーン・ケリーの舞台に参加したのをきっかけに、ケリーの映画作品の振り付けを担当する形でMGMに入社した。以降は『カバー・ガールズ(原題) /Cover Girls』などの振り付けを経て、ジーン・ケリーの主演の映画『踊る大紐育』で監督デビューを果たした。映画『くたばれ!ヤンキース』や『パリの恋人』などでMGMのミュージカル黄金期の中心を担い、さらに彼はミュージカルだけではなく映画『芝生は緑』や『無分別』などの洒落たコメディ作品から、映画『シャレード』などのシリアスなサスペンス作品なども手掛けていた。
今回の決定について同映画祭のディレクター、メイア・フェニグスタインは「スタンリー・ドーネンは、最も愛されているアメリカのミュージカルを監督した素晴らしい伝説を持った人物です。『雨に唄えば』や他の彼のクラシック作品は、イスラエルの映画好きだけでなく、世界中の何億人もの人々に影響を与えた作品ばかりです」とコメントを残している。
同映画祭は5月5日~19日まで行われ、5日にスタンリー・ドーネンに生涯功労賞を贈ることになっている。ちなみにスタンリーは、1998年にアカデミー名誉賞を受賞している。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)