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カンヌで劇画作家・辰巳ヨシヒロの半生をアニメ化した作品上映!初カンヌの辰巳に拍手喝采!

第64回カンヌ国際映画祭

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左が辰巳ヨシヒロ、右はエリック・クー監督
左が辰巳ヨシヒロ、右はエリック・クー監督

 劇画作家・辰巳ヨシヒロの半生を、シンガポールのエリック・クー監督がアニメ化した映画『TATSUMI(原題)』が現地時間17日、第64回カンヌ国際映画祭ある視点部門で公式上映された。会場にはクー監督と共に辰巳も駆けつけ、上映後の大拍手に2人はガッチリと熱い握手を交わしていた。

第64回カンヌ国際映画祭コンペ部門出品20作品

 同作品は辰巳の半生を描いた短編漫画「劇画漂流」に、5本の短編を織り交ぜた98分の作品。舞台あいさつに立ったクー監督は「わたしは昔から辰巳センセイの大ファンなんです。センセイは、1957年に“劇画“という新たな漫画のジャンルを開拓し、それ以降、漫画の世界を大きく変えた人物です。今回は辰巳センセイの短編漫画をもとに脚本を書いたワケですが、非常に優れた作品でしたので映画化しやすかった」と語り、横に立つ辰巳に最大の賛辞を贈った。

 一方辰巳は、壇上に上がる際、階段を踏み外してコケるという失態を演じてしまい「無様な格好をお見せしましたが、これが私の皆様へのあいさつのすべてです」と語り、場内を沸かせた。 辰巳はカンヌに参加するのは初めて。しかも完成した作品を観るのは初めてだったそうだが、上映後の満面の笑みが何より感想を物語っているようだった。(取材・文:カンヌ・中山治美)

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