巨匠ジョン・カーペンターが1981年に製作した『ニューヨーク 1997』のリメイク作品の制作をワーナ・ブラザーズが断念!
映画『ハロウィン』や『遊星からの物体X』などでおなじみのホラー映画の巨匠ジョン・カーペンターが1981年に製作した映画『ニューヨーク 1997』のリメイク作品が、企画倒れになったことがDarkhorizons.comによって明らかになった。
ジョン・カーペンター監督映画『ザ・ウォード/監禁病棟』場面写真
これは、ニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザーズが企画していたリメイク作品で、映画『グリーン・ホーネット』のプロデューサー、ニール・H・モリッツが数年間かけて企画し、ジェラルド・バトラー、ジェレミー・レナー、トム・ハーディらが、オリジナル作品で主役カート・ラッセルが演じたスネーク・プリスキン役の候補に挙がっていたが、再びリメイクするオプションの期限が切れてしまったために制作を断念したようだ。
同作のストーリーは、1997年に犯罪増加率が400%を超えたニューヨークのマンハッタンは、周りを15メートルの壁に囲まれた終身刑の囚人のための刑務所と化していた。ある日、大統領専用機がテロリストに襲われマンハッタンに墜落させられる。そこで元特殊部隊の終身刑スネークは、恩赦と引き替えに大統領救出の任務を与えられるという近未来SF映画として1981年に製作された。
これまでジョン・カーペンターの作品は、4作品リメイクされている。もともとカルトファンが多い作品であるため、ファンにとってはオリジナルで十分と思っているかもしれない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)