『スーパーマン』最新作が『ホビット』とのバッティングを避けた?2013年夏に公開!
米ワーナー・ブラザーズが、ザック・スナイダー監督がメガホンを取る映画『スーパーマン』最新作『マン・オブ・スティール(原題) / Man of Steel』を2013年6月14日に全米公開することを決定したと、ハリウッドレポーターはじめ各メディアが報じた。当初予定されていた2012年12月から約半年公開日がずれたことになる。
ザック・スナイダー監督最新作『エンジェル ウォーズ』写真ギャラリー
現在、映画『ダークナイト』の続編、『ザ・ダークナイト・ライジス(原題) / The Dark Knight Rises』に取り掛かっているクリストファー・ノーラン監督と新生『ゴジラ』の脚本家に抜てきされたデヴィッド・S・ゴイヤーがシナリオを担当し、スナイダー監督がアメコミ界伝説のヒーローをよみがえらせる予定の本作。
当初は2012年12月に公開するといわれていたが、同社は『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ前日譚(たん)の前編『ザ・ホビット:アン・アンエクスペクテッド・ジャーニー(原題)/ The Hobbit: An Unexpected Journey』を同年12月14日に公開することになっており、同社製作・配給の目玉作品が集中することを避けた形になる。また同社は、先日予告編が公開され話題となった、『ザ・ダークナイト・ライジス(原題)』も同年7月に公開することになっており、コミック界を代表するヒーロー映画の話題を分散させたい意向もあると思われる。
しかし、2013年には、ロバート・ダウニー・Jr主演『アイアンマン』の3作目が5月、浅野忠信がハリウッドデビューを飾ったことでも話題の映画『マイティ・ソー』の続編が7月と、どちらもサマーシーズンを狙って公開される予定となっており、ヒーロー対決は避けられない様相だ。
新たなスーパーマンを演じるのは、オリンポスの神々の戦いを『300 <スリーハンドレッド>』製作陣が描く映画『インモータルズ -神々の戦い-』の公開も楽しみなヘンリー・カヴィル。ヒロインにエイミー・アダムス、宿敵ゾッド将軍にマイケル・シャノン、さらにケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ラッセル・クロウと豪華キャストが集結する新たな『スーパーマン』の物語が、映画界でも成功を収めた人気ヒーローシリーズと、どうしのぎを削るか? 作品のクオリティーと共に、新たな注目どころとなりそうだ。(編集部・入倉功一)