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あの17歳の美少女エンクミこと遠藤久美子も33歳!美少女から大人の女性に!素人スタッフによる「贅沢」な映画に主演

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エンクミこと遠藤久美子も33歳のしっとりとした女性
エンクミこと遠藤久美子も33歳のしっとりとした女性

 30日、あきる野市の秋川キララホールで開催中のあきる野映画祭内で、あきる野市制15周年記念映画『五日市物語』完成披露上映会が行われ、女優の遠藤久美子が、久々の映画主演作となる本作について、感無量な様子で「女優人生の宝物」とコメントした。この日はほかに、山崎佳之田中健寿大聡三田村春奈草村礼子小林仁監督が登壇した。

 山々と清流に囲まれたこの地域の活力の源となるべく「映画館のない町に映画文化を!」をスローガンに、27年前からスタートした「あきる野映画祭」。そのオープニング作品として上映されることになったのが本作だ。白の涼しげなワンピース姿で登場した遠藤は「本日は本当に……ありがとうございます。わたしはこの作品にかかわらせていただいて、心底しあわせだと実感しております」とあいさつするその表情は非常に感無量な様子だった。

 さらに「私ごとではありますが、この仕事を17歳から始めさせていただいて、今は33歳になりました。今回のお仕事を通じてすばらしい方たちとの出会いがあり、成長する糧になりました。この作品で出会ったすべての方たちは 本当に心があったかくて、出会えて良かったなと。また、小林仁さんという監督さんにお会いして、役者として大きな宝物になりましたことを感謝します」とコメントする通り、かつての美少女からすっかり大人の女性へと変ぼうを遂げた遠藤にとって、本作は女優として大きな意味合いを持つ作品になったようだ。

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 春夏秋冬、1年かけて一年の風景を順撮りで撮影するという「贅沢」な環境で撮影された本作は、女優・遠藤にとっても自分の役に真摯(しんし)に向きあいながら挑むことの出来た現場だったようだ。田中も「彼女の顔がどんどん変わっていって、最後は自然の中に溶け込んでいる」と絶賛すると、遠藤も「四季を通じて撮影をしているせいか、都心部から五日市にやってくる友里という役同様に、わたし自身もどんどん五日市の魅力を感じていった」とコメント。さらに監督からは「1年かけてナチュラルな感じで髪を切らないで欲しい。それと最後の方は落ち着いた雰囲気が欲しいから3キロほど太ってほしい」という役作りに対してのリクエストがあったというが、「まるでロバート・デ・ニーロみたいでしたね(笑)。こちらの注文を何でも聞いてくださったので本当にありがたかったです」と女優としての遠藤に絶大なる信頼を寄せる小林監督だった。

 あきる野市役所職員である、おそらく日本唯一の公務員監督である小林監督を筆頭に、市民団体がスタッフとして多数参加するという異色の本作。国や都の緊急雇用対策事業としてハローワークでスタッフの募集をかけるなどして集めたスタッフたちはほとんどが映画の撮影経験がゼロ。本作の出演のみならず音楽を担当した田中は「現場は素人さんばかりですから、不思議な現場でしたよ。カメラマンなんて写真屋さんの店長ですからね。商業的な映画ではなかなかないことですよ。それでもメイキングを観ると独特な緊張感がありました」とコメント。「プロの役者たちを使って映画を作りたい」という市民の情熱が、温かさあふれる本作を生み出したパワーになったことは間違いない。(取材・文:壬生智裕)

 映画『五日市物語』は10月29日よりワーナーマイカルシネマ日の出で先行公開、11月12日からは銀座シネパトスほかにて公開

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