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演技派マイケル・シャノンが新作と「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」、そしてスーパーマンの新作『マン・オブ・スティール』について語る!

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マイケル・シャノン
マイケル・シャノン

 映画『Bug / バグ』や『レボリューショナリー・ロード / 燃え尽きるまで』などで強烈な個性的演技を披露したマイケル・シャノンが、新作『テイク・シェルター(原題)/ Take Shelter』と、現在出演している人気テレビドラマ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」、さらにスーパーマンの新作『マン・オブ・スティール(原題) / Man of Steel』について語った。

マイケル・シャノン出演映画『ロシアン・ルーレット』場面写真

 新作『テイク・シェルター(原題)』は、小さな田舎町の工事現場で働くカーティス(マイケル・シャノン)は、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサと暮らしていたが、ある日、自然災害に襲われる悪夢をみてしまったことでその恐怖に取りつかれてしまい、家の近くでシェルターを作り始める。そんな彼の奇行を理解できない家族や友人に彼は不信感を抱かれていく……。彼の決断ははたして正しいのだろうか? 妻サマンサ役には、今年最もハリウッドで注目を浴びている女優ジェシカ・チャスティンが演じている。本作は、カンヌ国際映画祭の批評家週間でグランプリを受賞している。

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 まず、キャラクターの準備についてマイケルは「実際には『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のファースト・シーズンを終えて、2、3日後にこの映画に参加したが、脚本を渡されたのが撮影の2か月前で、それまで時間の余裕があるときに脚本を読み込んでいたんだ。僕が演じたキャラクター、カーティスは、家族を助けるために模索している単純な男で、そんなに複雑な男ではないんだ」とキャタクター説明をした後、「だから演じる上で気をつけたことは、いかに短時間で、ジェシカ・チャスティンと子役のトーヴァ・スチュワートと真実味のある家族関係を築き、映画内でそれが表現できるかだった」と述べ、前作でも監督のジェフ・ニコルズと仕事をしているマイケルは、その信頼関係もあってか、短時間で上手く焦点を家族関係に置いて演技をこなしている。

 映画内では聴覚障害の6歳の娘ハンナ役を、実際に聴覚障害者である少女トーヴァ・スチュワートが演じていることについて「トーヴァがすごく聡明な女の子と気づくまでには、そんなに時間がかからなかったんだ。彼女は映画制作のプロセスをしっかり理解していたよ。実は彼女の両親も聴覚障害者で、その二人が友好的に手助けをしてくれていたんだ。ただ、言語上では障害があるとはいえ、決して彼らの教養を侮辱するようなことがないように気をつけながら、できる限り彼らの手話を覚えるようにしたんだ」と語った。

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 続いて、マイケルがゾッド将軍として出演しているスーパーマンの新作『マン・オブ・スティール(原題)』について「映画内ではかなりのスタントが要求されているため、身体的なトレーニングを2、3か月やっていて、撮影は今のところ3日間だけだ。この映画の宣伝が終わってから、再び撮影に戻る予定だ」と明かし、さらにテレビドラマの「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」については「2シーズンの僕のキャラクターは、1シーズンで自分のしたことへの罪をあがなうことになる。彼は逃げも隠れもせずに、それに直面することになるんだ」とだけ話した。

 映画は、舞台経験の豊富なマイケル・シャノンとジェシカ・チャスティンの演技に圧倒される。映画のコンセプトとしては特別なものではないが、この二人の共演が上手く化学反応を起こしている。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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