檀れい、謎の美女を熱演!溝端淳平と吹き替え初挑戦した『三銃士』で悪女を楽しむ
映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の日本語吹き替え版で謎の美女・ミレディの声を担当した檀れいと、主人公・ダルタニアンの声を担当した溝端淳平が、それぞれのキャラクターの魅力について語り合った。
檀れいが日本語吹き替え版で演じたのは、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるミレディ。自分の欲望のままに行動し、妖艶(ようえん)な魅力で男たちを翻弄(ほんろう)する謎の美女であり、その小悪魔的でチャーミングな魅力には檀も大絶賛。「アフレコをやっていて楽しかったし、いい作品に出会えたなと思います。よくミレディは悪女だと書かれますけど、わたしにはそこまで悪女には見えないんですよね。憎めないキャラクターですし。もちろんすぐに相手を裏切るので、まわりの男の人は大変だなと思いますけど」と笑みを漏らすと、すかさず溝端も「確かに大変ですけど、実際に目の前にいたら、とりこになっちゃうんでしょうね。悪いことをしているのに、ついつい『いいよ』とすべてを許してしまう気がします」と同意。さらに「僕は年上の女性の方が好きですね」と自身の好みをアピール(?)することも忘れなかった。
一方、溝端が演じるダルタニアンは、根は素直で明るく、正義感にあふれるキャラクターだが、若さゆえの無鉄砲さでトラブルを呼び込んでしまうところがあり、さらにはちょっぴり女の子に弱い。「そこは僕に似ているかもしれないですね。アフレコのときも『今日は檀さんがいるからがんばれます』と言ったくらいだし(笑)」と冗談めいたコメントで場を和ませる溝端。いつも明るく、ムードメーカー的な存在の溝端の周りには笑いが絶えないが、そんな彼の明るさは、ダルタニアンという役柄に非常にマッチ。ミレディ役の檀共々、実に見事なキャスティングだ。
劇中では、ミレディがダルタニアンに向かって「かわいいわね」と呼びかけるシーンがあったが、檀にとって、ダルタニアンみたいな「年下の男の子」はどう映るのだろうか。「ダルタニアンのやんちゃ盛りで、無鉄砲なところは、年上の女性から見ても魅力的ですよね。彼の瞳の奥に輝く光は、年上の女性だけでなく、屈強な三銃士をも味方につけてしまうくらいですから。そんな生き生きした少年を、ローガン・ラーマンさんが生き生きと演じていて、本当にすてきだなと思います。その中には『かわいいわね』と言う言葉も含まれているんですが」とほほ笑んだ。
本作は、幾度も映像化や舞台化がされているアレクサンドル・デュマの冒険活劇「三銃士」を、『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が映画化したアクション・エンターテインメント。8台の3Dカメラを駆使して撮り上げた驚異の映像美は必見だ。(取材・文:壬生智裕)
映画『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』は10月28日より全国公開