別居報道があった宮崎あおい、報道陣の呼び掛けには無言…「好きなんだけど嫌い、みたいな夫婦」で堺雅人と再共演希望!
21日、有楽町の丸の内TOEI1で映画『ツレがうつになりまして。』大ヒット御礼舞台あいさつが行われ、宮崎あおい、佐々部清監督が出席した。くしくも一部写真週刊誌で宮崎と俳優の高岡蒼甫との別居報道がされたこの日。多くの報道陣が来場し、舞台袖で宮崎にコメントを求めようと待機していたが、彼らの呼び掛けは会場の大きなBGMにかき消されてしまい、宮崎はそのことについて一言も発することなく舞台袖に下がった。
10月8日に初日を迎えた本作は、宮崎あおいと堺雅人という大河ドラマ「篤姫」でも夫婦を演じた二人が久々に夫婦を演じることが話題を集め、劇場には連日、多くの人たちが来場。動員50万人を超えるヒットを記録している。これまでの舞台あいさつや、取材などでは堺と一緒に出席した宮崎は、堺が不在となった本日の舞台あいさつに「何で堺さんは今日来なかったんですかね」と冗談交じりにすねてみつつも、「普段はそばに堺さんがいることが多くて、いつも堺さん頼りだったんでさみしいですが、今日は監督と二人で楽しい時間を過ごせたらなと思います」と満員の観客に向けてあいさつを行った。
常々、宮崎は、堺との芝居における相性の良さを語り、「また夫婦役をやりたい」と公言してきた。そこで「今度は堺とどんな夫婦役をやりたい?」と質問されると、「ばいきんまんと、ドキンちゃんみたいな感じ」と返答。宮崎によると「好きなんだけど嫌い、みたいな。そういう関係がいいねという話をしていました。でも、堺さんとだったら、何をやっても楽しいものが生まれるだろうなというのは、2度の共演で実感していることなので、よろしくお願いします」と客席に向かってお辞儀をする宮崎の姿を見た会場の観客は、思わず笑顔になっていた。
動員が50万人突破ということに関しては、「きっとすごいことだろうなと思って来ましたが、なんだか想像しにくいですね。でもすごくうれしいです」と笑顔の宮崎。「2週間くらい前に初日を迎えましたが、初日を越えると(俳優は)やることがなくなってしまうんで、初日舞台あいさつの後、せつなくもさみしい気持ちになりました。けど、またこうやってたくさんの方に観ていただいて、この舞台あいさつに立てて本当にうれしく思っています」と本作のヒットに感謝をしていた。
本作は、細川貂々のベストセラーコミックエッセイを、宮崎あおいと堺雅人主演で映画化したハートウォーミングな感動作。夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちの姿を見つめ直し、共に成長していく夫婦のきずなを描いていく。(取材・文:壬生智裕)
映画『ツレがうつになりまして。』は全国公開中