竹内寿、舞台版「パレード」で謎の金髪美少年役に!林遣都とは一味違うキャラで「ワクワクしてきちゃう」と意気込み十分!
2010年に映画化された吉田修一の同名小説を、映画の監督も務めた行定勲が演出した舞台「パレード」で、謎の少年を演じる竹内寿が初日を間近に控えた率直な気持ちを語った。
竹内が演じるのは、映画で林遣都が演じた金髪の少年、サトル。ルームシェアをして暮らす4人の男女に新たに加わることで、平穏に見えた生活に変化をもたらすというキーパーソンだ。もともと映画を観ており、そのときから「もし自分が演じるならサトルがいいな」と思っていたそうで、オーディションで見事サトル役を射止めた。
2007年の「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で史上最年少のグランプリに輝きデビューしてから、本作が3作目の舞台となるが、「これまでの元気な役と違って、初めての静かな役。声の大きさなど、舞台ならではの難しさを感じていて、また初めて舞台に臨んでいる気分です。でも、僕にとっては演技はまだまだ未知のもの。悩んだり壁があるというのは成長できるということでもあると思うと、すごく面白いですね」と、やりがいを感じている様子。
「映画とはまったく別のものにしたい」という行定監督の考えから、映画とも原作とも異なる展開が待ち受けており、「映画と舞台の両方を観たら『パレード』の答えが出るかもしれないですね。特に舞台は、座っている位置やしぐさすべてに意味があるんじゃないかと思えてくる。2回観てやっとわかることも多いし、一つの部屋をのぞき見するような感覚で観てもらうと楽しいと思います」と、その面白さを力説した。
「間もなく卒業なのに、まだまだ高校生な部分がある。今まで甘えていた部分を見つめ直して、ちゃんとした大人として頑張っていきたい」と今年の抱負を語った竹内。間近に迫る初日に焦りを感じながらも、「やっていて自分がワクワクしてきちゃう」と前向きに取り組む姿はきらめいており、今後の飛躍を予感させた。(取材・文:小島弥央)
舞台「パレード」は1月16日から29日まで東京 天王洲 銀河劇場にて、2月4日、5日、大阪 シアター・ドラマシティにて上演