阿部寛、新垣結衣とは「ドラゴン桜」以来6年ぶりの共演!!「不安なときはいつも新垣さんを見ていた」と述懐
22日、映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』公開記念日本橋凱旋(がいせん)イベントが野村コンファレンスプラザ日本橋で行われ、阿部寛、新垣結衣が、映画撮影に協力した日本橋・人形町の人たちの前に“凱旋”した。
日本橋の麒麟(きりん)像の下でひとりの男の刺殺体が発見されたことから物語の幕を開ける本作。会場には本作撮影に協力した日本橋、人形町に在住・在勤する人たちおよそ200人が集結し、わが町が舞台となった映画を楽しんだ。上映後のトークショーに登場した阿部は、客席に顔なじみの人たちを見つけ笑顔になりながらも、「僕と溝端にとって(本作の撮影)は第2の故郷に帰るような気持ち。久しぶりの再会ができてよかった。皆さん協力的で、日本でも町ぐるみで映画の撮影に協力してくれることはできるんだなと思いました」と感謝の念を述べた。
新垣と阿部にとって2005年のテレビドラマ「ドラゴン桜」以来およそ6年ぶりの共演作となるが、「幸せだなと思いました。この仕事をしてる人間として、いい時間だったなと思います」と新垣が振り返ると、阿部も6年前を思い出したようで、「あのときはセリフが多くて、大変だった記憶があります。新垣さんは当時、(阿部が演じる)桜木の生徒の一人でデビューしたての新人だったけども、難しいセリフで不安なときはいつも新垣さんを見て芝居をしていた」と述懐。
新垣は「そんなに意識してくださっているとは思わなかった」と笑いながらも、「役柄的には不良娘の設定なので先生の話を聞いちゃいけなかったんですけど、迫力があるので、実は素では引き込まれていました」と付け加える。すると阿部が「今考えると、芝居がやりやすかったんでしょうね。今回6年ぶりに成長した彼女とご一緒して、香織という役は難しくていろんなものを背負った役なんですが、現場に入った時に普段見ない彼女の演技だなと思ってうれしかった」とかつての“生徒”の成長ぶりに目を細めていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』は1月28日より全国公開