ジョージ・ルーカス監督が、NAACP(全米有色人種地位向上協会)イメージ賞でヴァンガード・アワードを受賞!
映画『スター・ウォーズ』シリーズや『インディ・ジョーンズ』シリーズなどの製作で世界的な成功を収めたジョージ・ルーカス監督が、NAACP(全米有色人種地位向上協会)イメージ賞で、ヴァンガード・アワードを受賞することになったことがUPI.comによって明らかになった。
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ジョージ・ルーカス監督は、資金困難で制作に約20年掛かった新作『レッド・テイルズ(原題) / Red Tails』で、アフリカ系アメリカ人のキャラクターを中心に手掛け、自ら5,800万ドル(44億円=1ドル76円換算)を投じて製作していた。さらに、黒人が中心の大作映画が制作されないハリウッドの制作状態に不満を漏らし、今後の映画業界への進展に一石を投じた作品として評価されたことが、今回の受賞につながったようだ。
今度のジョージ・ルーカス監督の受賞について映画サイトのIndieWire.comは「このような映画の製作は、もっと前に黒人がすべきことだった」とジョージ・ルーカス監督の功績を評価するものの、現状を嘆いたコメントが人々から寄せられているようだ。
これまでの受賞者には、ラッセル・シモンズ、アレサ・フランクリン、プリンス、タイラー・ペリー、スティーヴン・スピルバーグらがいる。彼の受賞が黒人映画の制作への変化をもたらすのだろうか? (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)