メリル・ストリープが約3年ぶりに来日!「物事は必ず良くなる」と日本人へメッセージ!
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の演技で第84回アカデミー賞主演女優賞を先月獲得したばかりのメリル・ストリープが来日し、6日に行われた本作のプレミア試写会にフィリダ・ロイド監督と共に登壇した。
メリルは「東日本大震災から約1年となるこの時期に、この映画を持って来日できたことを名誉に思っています。(震災で)犠牲になられた方や、苦しまれている方にこの映画を捧げると共に、皆さんに物事は必ず良くなるということをお伝えしたいです」と日本人にメッセージを送った。
本作は、1979年から1990年までイギリス初の女性首相として強力なリーダーシップを発揮し、“鉄の女”と称されたマーガレット・サッチャーをメリルが演じた人間ドラマ。強気の姿勢でイギリスを導く姿と、その裏に隠された孤独な一面を繊細に描く。
この日、2009年に『マンマ・ミーア!』で来日して以来、約3年2か月ぶり3度目の来日になるメリルは、会場の後方から華やかに登場し、客席の間を通った。登壇後、観客から「アカデミー賞、おめでとう!」コールを受けると「アリガトウ!」と満面の笑み。受賞当時を振り返り「ものすごくハッピーだった。これだけ年をとったら何も感動しないと思っていたけど、(受賞した瞬間)頭が真っ白になって興奮したわ!」と語った。
一方、ロイド監督は、「サッチャーという人は、メガスターと言ってもいい存在。そんな彼女を演じる女性も、スーパースターでなければならないと思いました」とメリルを起用した理由を説明。そして「日本の芸術、文化に敬意を持っています。過去に(メリルと組んで作った)映画『マンマ・ミーア!』が日本で成功してうれしかった。今回はあの作品とは違う作風だけど、楽しんでいただけると自信を持っています」と自信を見せていた。(古河優)
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は3月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国公開