ロバート・レッドフォード、ウォーターゲート事件を題材にしたドキュメンタリー番組を製作
ハリウッドの重鎮、ロバート・レッドフォードが、ウォーターゲート事件を題材にしたドキュメンタリー番組を製作し、ナレーションも務めることになった。
ロバート・レッドフォード監督・主演映画『大いなる陰謀』写真ギャラリー
ウォーターゲート事件は、1972年から74年、当時のアメリカ大統領リチャード・ニクソン率いる共和党政権が、野党の民主党本部があるビルの盗聴にかかわったとして、ニクソン大統領が辞任したスキャンダル。1976年の映画『大統領の陰謀』では、ロバートはこの事件を調査したワシントン・ポスト紙のジャーナリスト、ボブ・ウッドワード役を演じたが、それから36年を経て、同じ題材をドキュメンタリーという別の形で表現することに。今回製作する番組は、このスキャンダルが以後40年のアメリカ政界やメディアに及ぼした影響を探っていく。
ロバートはニューヨーク・タイムズ紙で「今こそ、歴史に目を向けるべきときだ」と意欲を語っているほか、英BBCのインタビューでは、ドキュメンタリーは新聞よりも真実に忠実であり、正確な調査が必要とされるジャーナリズムにおいて「ドキュメンタリーが新聞に取って代わってきている」とコメント。ドキュメンタリーという、映像表現の手法に高く期待しているよう。
番組は、ドキュメンタリー・チャンネル「ディスカバリー・チャンネル」で2013年に放映される予定。(竹内エミコ)