滝田洋二郎監督、金環日食に思わず笑顔!「次は映画で日食を見ることができます」
21日、渋谷区にある金王八幡宮にて、滝田洋二郎監督の新作映画『天地明察』のヒット祈願が行われ、滝田監督と映画原作者の冲方丁が出席した。物語の主人公である安井算哲が、江戸時代に日食が起こる日を言い当てた人物であるというエピソードにちなみ、集まった30人の子どもたちと共に算哲式の日食観測を行った。
滝田洋二郎監督が金環日食を観察!映画『天地明察』のヒット祈願イベントフォトギャラリー
当日はあいにくの曇り空。滝田監督は、「見られるか見られないかわからない天候ですが、絶対見られると思います。映画のクライマックスも金環日食のシーンになっております。絶対見られると祈りましょう」と子どもたちに呼びかけ、見られなければ縁起が悪いと言わんばかりの表情で、自ら日食グラスを手に太陽を見上げ祈り顔。
先に日食を迎える九州、四国、関西からの中継にも耳を傾け、各地の苦戦が報じられるも諦めずに待つこと数分。7時34分頃に東京の上空に見事な金環日食が現れると、子どもたちの歓声と共に、監督も思わず歓喜の声を上げた。
美しい光の輪を前に、滝田監督は「素晴らしいですね。いや感動しますね!」とコメント。「興奮しますよ。見られてよかった。次は9月15日に(映画で)また日食を見ることができます」と続けて、境内に集まった人々への映画のPRも忘れなかった。
滝田監督は『おくりびと』で米国アカデミー賞外国語映画賞を獲得し、最新作となる本作では岡田准一、宮崎あおい、中井貴一、松本幸四郎ら豪華キャストを迎え、「江戸時代×天文」の壮大なストーリーを描く。『おくりびと』に負けないようなヒットをと、日食観測の後神社で祈願を済ませると、無事に日食を観測できたということもあってか公開へ向けて充実の表情を浮かべ、笑顔で会場を後にした。(取材・文 名鹿祥史)
映画『天地明察』は9月15日より全国公開