マット・デイモンが、日本のイクメンたちの支持を集めて、ハリウッドの理想の父親に選出!!
6月17日の父の日に「ハリウッドで理想の父親は?」という題目のアンケートが実施され、現在公開中の映画『幸せへのキセキ』の主演俳優マット・デイモンが「ハリウッドで理想の父親」に選出された。
このアンケートは、6月17日に恵比寿アカデミーガーデンで開催された株式会社ダッドウェイ(海外育児用品の企画・輸入・販売)と、キッチン用品メーカーOXOが共催するイベント「パパの魅力をUP する、複合体験型ワークショップ“papative”」に来場した「イクメン」たちを対象に実施。ここでノミネートされたのは、『幸せへのキセキ』のマット・デイモン、『マネーボール』のブラッド・ピット、『リアル・スティール』のヒュー・ジャックマン、『宇宙戦争』のトム・クルーズ、『幸せのちから』のウィル・スミスの5名。彼らは実生活でも良きパパとして知られており、これらの作品では、そんな彼らのキャラクターを生かした、いずれも劣らぬベスト「パパ」アクトを見せてくれた。
5名の中で、イベント来場者の32パーセントの支持を集めたのが映画『幸せへのキセキ』のマット・デイモンだ。彼が演じるのは、実在するイギリスのコラムニストのベンジャミン・ミー。半年前に愛する妻を失った彼は、悲しみの渦中にいる14歳の息子と7歳の娘と共に郊外へ引っ越すことになる。閉鎖した動物園付きの家を買った彼は、そこで動物園の再建を決意するも、資金難などのトラブルが続出。それでも動物園の飼育員や地域の人々に支えられ、前向きに困難に立ち向かっていく。伝統的に受け継がれてきた「アメリカの良心」を体現するようなマットの父親としての立ち居振る舞いが、日本で頑張るイクメンたちから見ても「理想の父親」に映るのかもしれない。
「これは、一生懸命やっているけれど、まだ十分ではないとわかっている父親と、いろんなことを乗り越えていく子どもたちの物語。娘や息子とのシーンが大好きなんだ」とコメントするマット自身、私生活でも1人の養女と、3人の娘を持つハリウッドの“イクメン”。そんな彼の実体験に基づいたであろう本作での父親像は、しみじみと胸に染みわたる名演だ。(取材・文:壬生智裕)
映画『幸せへのキセキ』は全国公開中