『マルコムX』のアル・フリーマン・Jrさん死去 享年78歳
スパイク・リー監督映画『マルコムX』のイライジャ・ムハンマド役で知られるアル・フリーマン・Jrさんが78歳で亡くなっていたことがわかった。アルさんが教鞭(きょうべん)を執っていたハワード大学が、現地時間10日夜に認めている。
アルさんはテレビドラマ「ワン・ライフ・トゥー・リブ(原題) / One Life to Live」のエド・ホール役で名をはせ、デイタイム・エミー賞主演男優賞を受賞。『マルコムX』の演技では、NAACPイメージ賞助演男優賞を受賞していた。近年は、ハワード大学演劇学部の学部長兼芸術監督として、学生たちに演技を教えていた。
ハワード大学のスポークスマンは、「彼は素晴らしい教授、高名な俳優、また熟練の監督で、舞台や映画・テレビでの活躍と同様に教室でもその才能を発揮していました。彼は多くの傑出した役者たちに教えを授けてきました。われわれは彼の死を惜しんでいます」との声明を発表している。(編集部・市川遥)