ADVERTISEMENT

「平清盛」北条政子役の杏、平清盛にふんする松山ケンイチは強烈な印象

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
北条政子にふんする杏
北条政子にふんする杏

 女優の杏が、NHK大河ドラマ「平清盛」で演じている尼将軍こと北条政子への思い入れや撮影現場について、さらには平清盛にふんする松山ケンイチの印象までたっぷり語った。

 インタビューの場に登場した杏が手にしていたのは、その名も「政子ノート」。「一度に6冊の台本を撮影することもあるので、(何冊もの)台本をこうやって(捜し回る)よりは」と言うものの、出演の場面やセリフ、歴史的背景、家系図、史跡などを自らまとめたノートからは、彼女の本作への並々ならぬ熱意が感じられる。政子という人物を「勢いのある人」と表現した杏は「情が深いけど気が強いところが似ているかな」と自身との共通点を挙げている。

 セリフに「女々しい」との表現もある夫の源頼朝(岡田将生)については「最終的に挙兵を決めたり人を集めたりする力が頼朝にはある。政子は頼朝が内に秘めたものを信じているのでは」と妻として夫の内面の深みを推察。また、源氏の撮影現場は「温かく牧歌的で一人一人の濃い関係が強調されている」といい、「平家がどんどん洗練されて公家化していく中で、源氏は泥だらけの土の中で芽吹くのを待っている面があるのかな」と源平を対比させて分析していた。

ADVERTISEMENT

 収録は源氏パートと平氏パートで分かれていることが多いため、平家方の出演者とはあまり顔を合わせることがなく、主人公の平清盛を演じる松山ケンイチともポスター撮影以外では一度擦れ違っただけと残念そうな表情。それでも「青々とした坊主頭に、浴衣を着ていらっしゃったのでびっくりしました。撮影の合間にちょっと抜けられた、まだ清盛モードだったのだと思います。一瞬だったので『あっ』と思ったんですけど、本当に政子としても声を掛け難い雰囲気でした」と強烈な印象だったことを明かした。

 また、清盛死後のため大河ドラマには登場しない承久の乱(1221年)に触れた杏は「(北条政子が鎌倉武士団に奮起を促した)名演説をやってみたい。その後の鎌倉幕府を描いた『政子スペシャル』とか作ってほしいですね」と政子のスピンオフ作品制作への希望まで口にしている。今後の「平清盛」では、杏がそれほどまでにのめり込んで演じる政子という人物に要注目だ。(取材・文:県田勢)

NHK大河ドラマ「平清盛」はNHK総合にて毎週日曜午後8時から、BSプレミアムにて毎週日曜午後6時から放送中

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT