キアヌ主演『47RONIN』、お金の掛けすぎとして監督を編集作業から外す
キアヌ・リーヴス主演で「忠臣蔵」をハリウッドリメイクした映画『47RONIN』の編集作業から、お金を掛けすぎたとしてカール・リンシュ監督が外されてしまったことがわかった。TheWrap.comが報じている。
関係者によると、3Dで製作されている『47RONIN』の費用はすでに2億2,500万ドル(約180億円)まで膨れ上がっており、そのことに危機感を持った映画会社ユニバーサル・ピクチャーズが、本作が長編映画デビューとなるリンシュ監督を編集作業から外したとのこと。現在は編集作業のかじを、ユニバーサルの社長であるドナ・ラングリーが取っているようだ。
本作は1週間ほど前に、キアヌにクローズアップしたシーンの追加撮影をロンドンで終えたばかり。同関係者はプロダクションの進行具合を「悪夢のようだ」と語っているという。
もともと全米公開は今年11月の予定だったが、4月にはVFXに思わぬ時間がかかったことを理由に公開日を2013年2月に延期。さらに8月には、再撮影とVFXの調整を理由に2013年12月に再び延期している。本作には主演のキアヌのほか、柴咲コウ、赤西仁、真田広之、浅野忠信、菊地凛子といった日本の俳優陣が多数出演している。(編集部・市川遥)