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佐藤浩市&山口智充、百戦錬磨の豪傑を熱演!

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「新しいスタイルの時代劇」とアピールした2人
「新しいスタイルの時代劇」とアピールした2人 - 写真:福住佐知子

 映画『のぼうの城』で共演し、丹波(たんば)を演じた佐藤浩市と和泉(いずみ)を演じた山口智充が撮影秘話を語った。本作は、第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映画化したスペクタクル・エンターテインメント超大作だ。

映画『のぼうの城』ギャラリー

 その圧倒的なスケールゆえに、映画化実現まで8年を要した戦国エンターテインメント大作。二人に役へのアプローチを聞くと「時代からずれてきている昔ながらの武将。(野村萬斎演じる)成田長親の竹馬の友ではあるけど、長親の方が国を治めていく人間だと思い身を引く、という人物の着地点があったのでやりやすかったですね」と佐藤。

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 一方、山口は「見た目はわかりやすく豪快な男ですが、家族があり、内面では守るべきものがしっかりあるという人間だと考えて演じました」と語り、共に明確な人物像を作り上げて撮影に臨んだことを明かした。

 本作は『ゼロの焦点』の犬童一心と『ローレライ』の樋口真嗣が日本では珍しいダブル監督で挑んでいるが、指導方法や現場の雰囲気に相違点はあったのだろうか。佐藤は「今回は全くタイプの異なる二人というのが良かったのかな。最初のうちは意思疎通が難しいこともありましたが、途中からはうまくマッチングしていい形で進みました」と現場での様子を明かす。

 また、映像の仕上がりについては「CGの部分は想像以上で、スケールが数段上だった」と圧倒的な映像を絶賛した。山口は「僕は現場で言われた通りにがむしゃらに動いていただけですが、かっこよく撮っていただいて。(撮影したはずの)あのシーンはどこに行ったんだろう……? というようなシーンもありましたけど」と笑いを誘った。

 戦国時代の史実を基に、豊臣秀吉が唯一落とせなかった忍城にスポットを当て、石田三成勢2万人の大軍に対し、わずか500名の兵で抗戦した実在の武将「のぼう様(でくのぼうの意)」こと成田長親の戦いを壮大なスケールの映像で描いた映画『のぼうの城』。8年ぶりに映画主演を果たした野村萬斎、時代劇初挑戦となる榮倉奈々らにも注目したい。(取材・文:福住佐知子)

映画『のぼうの城』は11月2日より全国公開

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