岸谷五朗のおかっぱ風姿!キョトンとしすぎ!気になる怪演キャラクター公開!
阿部寛と行定勲監督が初タッグを組んだ恋愛群像劇、映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』に出演する岸谷五朗のユニークなキャラクター像が明らかになった。初公開された写真からもわかるように、髪型はセンター分けのボブ、メガネに着物と下駄という純和風の風ぼうで、キョトンと座り込んでいる謎のオーラからも見た目のインパクト大だ。
直木賞作家・井上荒野の小説を『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定監督が映画化した本作は、奔放な女性・艶の危篤を知った男女のそれぞれの愛をつづった大人のラブストーリー。主演の阿部は不貞な艶と駆け落ちした愛に生きる夫・松生を演じ、岸谷は艶の元夫で、大地主の長男だが引きこもっている中年男性・太田にふんしている。
舞台や映画・ドラマで培ってきた演技派・岸谷の実力がいかんなく発揮されていることがひと目でわかるこのキャラクターは、ボソボソと小声で話し、好意を抱く不動産屋の女性(野波麻帆)に「僕、(体に)真珠が入っているんだ」と突然告白する特異な人物。ミステリアスな一面から女性を引きつける魅力も持っており、劇中の随所でその個性を光らせているから要注目だ。
本作は、小泉今日子をはじめ、野波、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華女優陣の競演も見どころの話題作。本能のまま生きた艶を取り巻く複数の男女の愛の形に、共感を覚えること請け合いだ。ドラマチックかつ繊細な映像の美しさも見逃せない。(編集部・小松芙未)
映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』は2013年1月26日より全国公開