日本の18禁アニメ「カイト」ハリウッド実写化のヒロイン砂羽役が決定!
現地時間1月7日に急死した『デッドコースター』などで知られる映画監督デヴィッド・R・エリスさんが企画していた、日本の成人向けアニメ「カイト」の映画化作品について、新たな監督とキャストが決定したとDeadline.comが報じた。
「カイト」はアニメーターで演出家の梅津泰臣が、原案・脚本・キャラクターデザインなどを手掛けたオリジナルアニメ。両親を殺害され、犯人である警察官の奴隷となりながら、暗殺者として手ほどきを受けた女子高生・砂羽の復讐(ふくしゅう)と苦悩を描く。梅津の大ファンだというエリス監督がメガホンを取り、『スネーク・フライト』でタッグを組んだサミュエル・L・ジャクソン出演で実写化が進行していた。
梅津が自身のサイトでつづったところでは、エリス監督は、アニメ版から改変された脚本を元に戻すよう指示するなど、本作に相当入れ込んでいたという。しかし撮影開始を前にした先月7日、監督は撮影準備のため滞在していた南アフリカのヨハネスブルクで急死。死因は公にされていないが、梅津は病死だったと明かしている。さらに梅津は、実写版は監督を交代して進められるとつづっていた。
そしてこの度、南アフリカのラルフ・ジマン監督が代役に決定。さらに主人公の砂羽を『アンダーワールド 覚醒』のインディア・アイズリーが演じ、『アイ・アム・ナンバー4』のカラン・マッコーリフも共演すると同サイトが報じた。またサミュエルもエリス監督の本作に傾けた熱意を引き受けるべく引き続き参加するとのこと。良質なB級作品を数多く手掛けたエリス監督の遺志を継ぐ作品としても、完成を楽しみに待ちたいところだ。(編集部・入倉功一)