英音楽グループ、デペッシュ・モード 2013年ブリット・アワーズの特別功労賞を断っていた
イギリスの音楽グループ、デペッシュ・モードが、先月行われた2013年ブリット・アワーズで特別功労賞を贈られるはずになっていたが、テレビ放送されないなら受け取らないと断っていたことが明らかになった。
ボーカルのデイヴ・ガーンがThe Sun紙に語ったところによると、長年の活動と数々のヒット曲を出しているにもかかわらず、なぜ特別功労賞のような賞をもらえないのかとメンバーのアンドリュー・フレッチャーが賞の主催者たちに訴えたところ、授与したいとのオファーがあったという。
「今年新設された、『過去20年で最も影響力のあるバンド』とかいうのをもらえると聞いたんだ。言ってみれば特別功労賞だから、僕らも喜んだよ。でも、僕たちの受賞や演奏はテレビでは放送されないと知って、『それのどこが最も影響力のあるバンドなんだ?』と断ることにした」とデイヴは語る。
元オアシスのノエル・ギャラガーも今年のブリット・アワーズを批判した一人で、今後は特別功労賞でも受賞しない限り授賞式をボイコットすると宣言。ノエルは同アワーズがロックンロールの精神を失い、企業化してしまったとTime Out Dubai誌に語り、ミューズのドラマーが電子煙草を吸っていたと嘆いた。禁煙を試みるロッカーに対しノエルは「マジか? そんな状態になってしまったのか? 外で本物の煙草を吸うか、何も吸わないかのどちらかにしろ」と言ったという。
Contact Musicによると、ロックバンド、カサビアンのメンバー、トム・ミーガンも2013年ブリット・アワーズを「とにかく最低の授賞式だった」とコメントしたほか、ロビー・ウィリアムズは新曲「The Brits 2013」で同アワーズをつまらないと歌っている。(澤田理沙)