ティム・バートン、実在の画家の生涯を映画化!C・ヴァルツ&エイミー・アダムスが共演
『シザーハンズ』のティム・バートンが、アメリカ人画家マーガレット・キーンの生涯を題材にした映画『ビッグ・アイズ(原題) / Big Eyes』を監督することが明らかになった。マーガレットには『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが、その夫ウォルターには『ジャンゴ 繋がれざる者』のクリストフ・ヴァルツがふんする。
Deadline.comによると、同作はバートン自身が大ファンだという画家マーガレット・キーンの伝記映画。脚本は『エド・ウッド』でもバートン監督とタッグを組んだスコット・アレクサンダー&ラリー・カラゼウスキーが担当しており、当初は監督も両者が務める予定で企画が進行していたが頓挫。結果的にはプロデューサーだったバートン監督がメガホンを取ることになり、今年夏より本格的に製作が開始される。
タイトルにもなっている「ビッグ・アイズ」とは、マーガレットの絵のトレードマークともいえる、まるで日本の少女マンガのように大きな目のこと。この特徴的な画法もあり、マーガレットは1950年代に大ブームを巻き起こしたものの、夫ウォルターが彼女の絵の名義を自分のものにして売っていたことから裁判に発展。法廷でマーガレットは、絵が自分のものであることを主張するためにその場で絵を描いたともいわれている。
数年前に製作が発表されたものの、進展がなかった本作。一時はリース・ウィザースプーンとライアン・レイノルズが主演すると報じられたことからも紆余(うよ)曲折があったことがうかがえる。だが製作が本格化し、バートン監督、さらには演技力には定評のある二人の俳優が参加になったことで、これまで以上の注目を浴びそうだ。(編集部・福田麗)