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蜷川実花、映画新作を来年にも

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監督としての苦労話で盛り上がった(左)村上隆と蜷川実花
監督としての苦労話で盛り上がった(左)村上隆と蜷川実花

 写真家であり、映画監督の蜷川実花が12日、交友の深い世界的アーティスト、村上隆の初メガホン作品である映画『めめめのくらげ』の公開記念トークショーに登壇し、『さくらん』、『へルタースケルター』に次ぐ自身3作目の映画作品を来年にも撮り始めたいという構想を持っていることを明かした。

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 トークショー中、ファンが待ち望む新作の撮影について司会者から話をふられた蜷川は、現状、具体的に何かプランがあるわけではなく、「まだ何も決まっていない状態」と話しつつも、「自分としてはぜひやりたいんです。いろいろ準備を進めて来年くらいまでにいければと考えています」と意欲的な姿勢を見せた。

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 「映画を撮るというと全精力をかけないといけないし、貯金もしないといけない。本当に大変なんです」という蜷川は、さらに「これだというものに出会えたら撮りたいと思っていますが、出会えるまでにも、いつもすごく時間がかかるタイプで」と、『へルタースケルター』の後、新作に時間がかかっている理由を明かす。

 この日は村上の映画の記念トークショーだったが、写真家でありながら映画監督である蜷川と同じく、アーティストという立場から映画に挑戦した村上は、「去年、蜷川さんに次回作について聞いたらまだ決まってないという答えで、なんだ、早く撮ればいいのにと思ってたんです。でも、自分でいざやってみると、ああ、映画撮るのって、こんなに大変なんだってわかってね」と、蜷川の発言に理解を示す。

 撮る上での苦労など、共感しあう部分が多いようで、村上が「現場で『よーい、スタート』ってやるのが恥ずかしくて出来なかった」と話すと、蜷川も「わたしも1作目の時はできなかったです。恥ずかしいし、自分で言うと何か集中が途切れてしまいそうで」と頷くなど、監督業についての苦労話でトークショーは盛り上がった。

 村上の初監督作『めめめのくらげ』は、実写+CGによるファンタジー作品。少年と不思議な生き物「ふれんど」との友情を描いた感動作として現在話題を呼んでいるが、蜷川は「何か吸収したいと頭真っ白にしてこの作品を見たら、不思議と元気になれた。村上さんって改めていい人なんだなって気付いた」と絶賛。子供に見せると、「子供が号泣した」といい、映画監督としての村上隆に対して、イベント中終始強いエールを送り続けていた。(取材・文 名鹿祥史)

TOHO シネマズ六本木ヒルズ他で全国公開

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