菅野美穂、母の日に見事な包丁さばきを披露もアップルパイの出来は…?
12日、映画『奇跡のリンゴ』公開を記念した「母の日クッキングイベント」が都内で開催され、劇中で家族を演じた菅野美穂、阿部サダヲ、子役の畠山紬が出席した。完全無農薬栽培で作られた「奇跡のリンゴ」を使用したアップルパイ作りに挑戦した菅野は、見事な包丁さばきを阿部からほめられると「もう36歳なので……ちょっとはね」と照れながらも「餃子とかは母にほめられます」と語った。
真っ赤なリンゴ色のエプロンで登場した3人は、真剣な表情でアップルパイ作りに没頭し、トークを忘れるほど。慌てて我に返り、料理にまつわるエピソードなどを語りだす阿部と菅野だったが、気になるのはアップルパイの出来の様子。
やっと作り上げたパイをオーブンに入れ、ホッとした表情になった菅野は「ポーチやカバンと毎年のようにプレゼントを変えていた時期があったのですが、あげるものもなくなったので、それからは花を贈っていたのです」と母の日の思い出を語っていたが「でも、母から『もう花は枯れるからいらない』って言われたので、今年はメールしかしていません」と苦笑い。それでも「毎日忙しく家族のために頑張っているお母さんに感謝したいです」とメッセージを送った。
そして良い親子関係を築くには「たとえ会話がなくても、一緒に食事をすることが大事だと思います」と菅野が持論を展開すると、パイの焼き上がりを知らせるオーブンの音が。興味津々でオーブンの前に集まった3人だったが、出来上がったパイに表情が曇る。どうも理想どおりの出来にならなかったようだが阿部が「いつも働いているお母さんありがとう! 失敗しても周りにいるみんなで支えあえば何とかなります!」と明るい笑顔で語ると、菅野、畠山と共に家族の絆を深めあっていた。
本作は、妻のために完全無農薬栽培でリンゴを育てることに挑戦した実在するリンゴ農家・木村秋則さんを題材にしたノンフィクションを、映画『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が映画化。不可能を可能にした男の壮絶な人生を描いた感動物語だ。(磯部正和)
映画『奇跡のリンゴ』は6月8日より全国東宝系にて公開