フレディ・マーキュリーの伝記映画、主演のサシャ・バロン・コーエンが降板
クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーさんの伝記映画で主演を務める予定だった『レ・ミゼラブル』『ブルーノ』などのサシャ・バロン・コーエンが、映画における方向性の違いを理由に降板することが明らかになった。Deadline.comが報じている。
サシャが独裁者に!映画『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』場面写真
2010年からフレディを演じることが決まっていたサシャは、彼の人生をありのままに何もかもさらけ出して描きたかったが、一方のクイーンのメンバーはそれに反対であまり生々しいものにはしなくたかったという。
また、サシャはこれまでに『セブン』のデヴィッド・フィンチャーや『レ・ミゼラブル』のトム・フーパーを監督候補として挙げていたというが、いずれもメンバーが納得せず契約には至らず。製作サイドも楽曲の権利を持つメンバーの意見を無視するわけにはいかないようだ。
見た目からしてそっくりだと大評判だったサシャだけに、彼の降板が映画に与える影響は大きい。このまま企画自体が頓挫などということだけにはならないことを祈りたい。(編集部・中山雄一朗)