元カープ・高橋慶彦、「広島カープを助けてくれ」という叫びに笑顔!
3日、映画『ダイヤモンド』初日舞台あいさつが、ヒューマントラスト渋谷にて行われ、高橋慶彦、元木大介、パンチ佐藤、鈴木健、田中一徳、角盈男、愛甲猛の元プロ野球選手たちと、本間利幸監督が登壇した。
高橋慶彦、元木大介、パンチ佐藤、鈴木健、田中一徳、角盈男、愛甲猛がそろって登壇
元プロ野球選手が、任侠映画に出演するということで話題になった本作。会場は、広島カープのユニフォームや帽子をかぶったファンが多数見受けられるなど、熱気に溢れていた。
そんな中、登場した高橋は「初めての演技で、最初は適当な気持ちで引き受けたのですが、途中から『主演でお願いします』って言われてあせったよ」とおどけて見せたが、パンチいわく「ここにいる人たちは、真っ黒になって、手にまめを作って努力してきた人たち。そんな人たちが真剣に演技に取り組んだ姿は素晴らしい。俳優さんたちといいチームワークができた」と称えると、高橋からは「お前は監督かよ!」と突っ込みが入り、場内は爆笑に。
また司会者から演技について「カープには演技が上手な選手がいましたが?」と元広島カープの達川光男氏を引き合いに出して問われると、高橋は「あの人は(デッドボールが当たったか当たらなかったなど)ずっと演技をしていましたからね」とリップサービスしつつ「やったのは、元野球選手ですから。一生懸命演じましたが、その辺は勘違いしないで観て欲しいですね」と控えめに語っていた。
高橋や角、愛甲といった大先輩に囲まれての出演について、元木や田中は「演技も緊張しましたが、それ以上に、控え室の方が緊張しましたよ」と体育会系の上下関係を強調しつつも、壇上では和気あいあいとした雰囲気が漂っていた。最後に客席のカープファンから「慶彦さん、カープに帰って来てくれよ! カープを助けてくれよ」という声援が飛ぶと、笑顔で手を上げて答えていた。
本作は、広島東洋カープの切り込み隊長・高橋慶彦や、松永浩美、元木大介やパンチ佐藤など、元プロ野球選手たちが、下町に根付いた任侠組織「北野組」の一員となり、草野球を通じて地元の人々たちと交流していく姿を描いた新感覚の任侠映画だ。(磯部正和)
映画『ダイヤモンド』はヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開中。全国順次公開