「X-ファイル」モルダー&スカリーが登場!映画3作目に意欲十分!
デヴィッド・ドゥカヴニーとジリアン・アンダーソンが、1993年から2002年に渡ってテレビ放映され、映画版も2本製作された大人気シリーズ「X-ファイル」の生誕20周年を記念した、ニューヨーク・コミコンにおけるパネル会見に登壇した。
「X-ファイル」の大成功について二人は、「番組が始まったころは、どれだけの成功を収めるのかまったく予想できなかった」とコメント。撮影中、次に放送されるエピソードがどんな物語になるのかは、「撮影の数日前に脚本を受け取るまで、ほとんど何も情報を教えてもらえなかった」という。
会見では、役づくりをするためどんなリサーチをしたのか? という質問に、モルダー捜査官を演じたデヴィッドが「FBI捜査官の仕事のディテールを全て知る必要はないよ。だって、彼らは常にFBIのルールを破っているし、ほとんどの事件を解決できていないんだから」と真面目な表情で答え、4,000人の大観衆を爆笑の渦に巻き込む。一方、スカリー捜査官を演じたジリアンは、何かを言いかけたもののデヴィッドにちゃちゃを入れられ「ただ演技をしただけよ」と言うにとどまった。
そんな二人には、それぞれのキャラクターを演じる上でインスピレーションを得た人物について質問が飛ぶ場面も。ジリアンが「(『羊たちの沈黙』でジョディ・フォスターが演じた)クラリス・スターリング」と回答する一方で、デヴィッドは答えをはぐらかした。
また「X-ファイル」の映画3作目の製作を期待する声に対しては、デヴィッドもジリアンも「ぜひ、作りたいね」と即答。どんな3作目を観たいかと聞かれると、「エイリアンの陰謀の話をまたやりたいね」と告白した。「X-ファイル」の生みの親であるクリス・カーターも同じく製作を希望しているということで、近い将来実現する可能性があるかもしれない。テレビドラマシリーズ「ハンニバル(原題) / Hannibal」のファーストシーズンに出演したジリアンは、セカンドシーズンにも出演。またデヴィッドが主演を務めるドラマシリーズ「カリフォルニケーション」は、来年第7シーズンの放映がアメリカで始まる。(小林真里)