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“台湾の辻井伸行”ホアン・ユーシアン来日!ウォン・カーウァイ製作の主演作を語る

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(左から)シャイニー、ホアン・ユーシアン
(左から)シャイニー、ホアン・ユーシアン

 “台湾の辻井伸行”としても注目される盲目のピアニスト、ホアン・ユーシアンが15日、イイノホールで行われた主演映画『光にふれる』の特別試写会にルームメイト役のシャイニーと登壇した。同作はウォン・カーウァイ監督が製作総指揮を務め、第85回アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表作品にも選ばれた。

映画『光にふれる』写真ギャラリー

 ユーシアンの実話を基に、全盲のピアニストが逆境を乗り越え夢をつかもうとする姿を描いた本作。自分自身を演じたことについて、ユーシアンは「僕の実話に基づいているが、フィクションの部分もある。実際にあった部分は自然にできたけど、フィクションの部分は演じなければいけなかったので難しかった。でも、監督や周りの俳優さんたちの意見を参考にして演じてみた」と話す。

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 一方のシャイニーは、撮影中の面白かったエピソードについて話が及ぶと、「モーターバイクに乗っているシーンで、右に行けば海に落ちてしまうのに『右行け、右行け』とけしかけた」とユーシアンにいたずらしたことを告白。舞台あいさつ中もユーシアンの手を取ってさまざまなポーズを取らせるなど、仲の良さを見せつけて会場を沸かせた。

 あいさつ終了後、ユーシアンは劇中に流れる「光にふれる組曲」と「クラシックミートジャズ」を演奏。やわらかく温かいピアノの音色で集まった観客を魅了した。(取材・文:波江智)

映画『光にふれる』は2月8日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿ほか全国公開

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