海老蔵、三津五郎の舞台復帰を祝福 療養中に代役を務める
歌舞伎俳優の市川海老蔵が18日、昨年9月にすい臓がん手術を受けた坂東三津五郎の舞台復帰を喜んだ。三津五郎は4月興行の歌舞伎座新開場一周年記念「鳳凰祭四月大歌舞伎」の昼の部「寿靭猿」に出演することが17日に発表されていた。
三津五郎を「お兄さん」と慕う海老蔵は18日付の「よかったです!」と題したブログ記事で、「お兄さんの復帰よかったです 嬉しいです」と祝福。海老蔵は三津五郎が術後療養のため降板した昨年12月の「十二月大歌舞伎」で代役を務めており、「昨年の12月にお兄さんの代役を勤めさせていただき その初日と千穐楽に楽屋を覗いてくださった時 お元気そうだったので復帰となると順調に回復なさっているのだなぁ~とホッとします」と心境をつづった。
また、年明けから新橋演舞場で上演されている「初春花形歌舞伎」の初日にも三津五郎が楽屋を訪れたことを明かし、「爽やかな笑顔でヨォーとわざわざ来てくださるのも嬉しかったです」と振り返った。
歌舞伎界では先日にも中村福助が脳内出血による筋力低下のために長期療養に入ることが発表されるなど不幸が続いているが、海老蔵は三津五郎の復帰に「これから歌舞伎界も元気になる兆しだと思います」と前向きなところを見せた。(編集部・福田麗)