「パトレイバー」実物大イングラム、ついに一般初披露!ファンが殺到!
22日、4月から順次公開される「機動警察パトレイバー」の実写化プロジェクト『THE NEXT GENERATION パトレイバー』に登場する、全長8メートルの実物大98式イングラムが、東京ビッグサイトで開催中の日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2014」でファンに初お披露目された。レイバーキャリアに横たわるトランスポーター状態で公開され、機体の周囲にはファンが殺到。記念撮影を行ったり、感嘆の声を上げたりしていた。
『THE NEXT GENERATION パトレイバー』はコミックやアニメなどで展開された「機動警察パトレイバー」シリーズを、全7章で実写化した完全オリジナル作。物語の主人公はコミックやアニメの後藤隊長率いる初代・特車二課から職務を引き継いだ3代目・特車二課となり、汎用人間型作業機械「レイバー」による犯罪が消えた社会で、彼らが久々の出動命令に奮闘する姿を描く。
別会場ではキャストの真野恵里菜と千葉繁、押井守総監督の出席するミニトークも開催。初代メンバーの“その後”が明らかになるファン垂ぜんのエピソード第0話「栄光の特車二課」も上映される中、押井総監督は本作で3代目を主人公にした理由について、「アニメの主人公たちとは違う世代で描いてみたかったのと、実写なのでその方が役者さんにも無理がないと思って」と説明した。
劇場版アニメでもメガホンを取った押井総監督だが、実写版ならではのこだわりを聞かれると「アニメを作っていた時から実写だったらこう撮るだろうと考えながらやっていましたので、今回実写だからこうしようというのはなかったですね」と話した。一方、整備班長・シバシゲオ役の千葉は実写化について「結構前からそれとなく話は聞いていたので、アニメをやっている頃から実写にならないかなと思っていた。正式に話を聞いた時はやっと来たかと鳥肌が立ちました」と述懐していた。
ヒロインで、レイバーの操縦士でもある泉野明(いずみの・あきら)を演じる真野は、「今まで演じてきた役の中では一番等身大の女の子で、演じていてどんどん好きになしました」と愛着たっぷりに話し、「実写化ということで不安な方もいらっしゃると思いますけど、3代目隊員として本来の良さを残しつつも、新しい世界観をみんなで生み出すことができたのではないかと思います」と来場した「パトレイバー」ファンに語りかけていた。(中村好伸)
映画『THE NEXT GENERATION パトレイバー/第一章』は4月5日より新宿ピカデリーほかにて2週間限定上映