元KAT-TUN田中聖、舞台あいさつに感無量「やっとこの日を迎えられた」
元KAT-TUNの田中聖が1日、角川シネマ新宿で行われた映画『サンブンノイチ』の初日舞台あいさつに藤原竜也、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)らと共に出席した。主要キャスト全員がそろうのは初めてのことで、藤原が「今日は聖も来ています」と紹介すると、田中は黄色い声援を受けながら「やっとこの日を迎えられたと思います。みんなで楽しくやらせていただいたと思います」とにこやかにあいさつした。
田中、藤原、小杉ほかに品川ヒロシ監督、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆、赤羽健一(ジューシーズ)、木下半太(原作)、そして主題歌を担当した「→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)」も登壇したこの日の舞台あいさつ。
撮影中のエピソードに話題が及ぶと、品川監督は小杉が壇蜜とラブホテルのシーンでクランクアップした際、「田中君は隣の部屋に隠れていて、撮影を終えたら花束を持って現れたんですよ」と人情味あるエピソードを紹介。これに田中が「違うんです、あれは壇蜜さんを見たかったんですよ」と謙遜するとファンからは拍手も起こり、小杉は「また印象上がっているやん」と突っ込んだ。
また、劇中で格闘技も披露した田中について、品川監督が「吹き替えもなしで、普通ならアクションをやる方でもマットを敷くところを、マットなしでやってくれました」と振り返ると、窪塚も「聖がめちゃめちゃ動けるのでジェラっちゃいました」と同じ俳優としてジェラシーを感じたことを明かしていた。
同作は、「悪夢のエレベーター」の木下半太の同名小説を原作に、人気芸人・品川祐が品川ヒロシ名義で監督を務めたクライムムービー。人生の一発逆転を懸けた銀行強盗を成功させた3人の強盗犯の仲間割れと、金を狙う裏社会の大物たちとの争いを怒濤(どとう)の勢いで描く。(中村好伸)
映画『サンブンノイチ』は公開中