二階堂ふみ、入江悠監督『日々ロック』でアイドルに!初の本格的な歌声も披露
人気若手女優の二階堂ふみが2014年秋公開の映画『日々ロック』(入江悠監督)でヒロインのアイドル・宇田川咲を演じることが明らかになった。劇中で二階堂は、1,000人規模のエキストラを動員したライブシーンにも挑み、初めて本格的な歌声を披露。さらに現在は映画のためにギターを特訓中だといい、「コードのDが相変わらずベンベンいってしまいますが、ロックな入江組に参加できることを幸せに感じています」と出演の喜びを語った。
本作は、週刊ヤングジャンプで連載中の榎屋克優による同名コミックを、『SR サイタマノラッパー』シリーズの入江悠監督が映画化する青春エンターテインメント。勉強もスポーツもできないが、ロックを愛する心だけは誰にも負けない青年・日々沼拓郎(野村周平)がロックスターを目指して奮闘するさまを描く。
二階堂が演じるのは、日本で知らない人はいないトップアイドルでありながら酒好きという破天荒なキャラクターで、拓郎と出会ったことで運命が変わっていくヒロインの咲。『劇場版 神聖かまってちゃん/ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011)でも二階堂とタッグを組んでいた入江監督は、数年前に初めて二階堂に会ったときのことについて「セックス・ピストルズとかヴィターリー・カネフスキー監督とか、『この子、本当に16歳か!』と思うようなことを話したのを覚えています」と振り返り、「また一緒に映画を作れるのが心底うれしいッス」と語った。
石塚慶生プロデューサーは二階堂の起用について、「『マドンナを尊敬している。でもわたしは、第二のマドンナにはなりたくない』と言いきったレディー・ガガ。そんなレディー・ガガのような表現欲と生命力を持った宇田川咲を、数々の作品で僕らの常識をぶち壊してくれた二階堂さんに演じていただきたいと思ってオファーしました」と説明。原作者の榎屋は「日本でも数少ないパンクな女優さん。破天荒でキュートなオーラが咲ちゃんぴったり。すごく楽しみです」と期待を寄せた。
なお、劇中で咲が歌う楽曲は某有名アーティストが提供しているとのことで、続報に期待したい。(編集部・中山雄一朗)
映画『日々ロック』は2014年秋、全国公開