安藤美姫、『ゼロ・グラビティ』の女主人公に共感「娘の存在が力になる」
第86回アカデミー賞で最多7部門を受賞した映画『ゼロ・グラビティ』のブルーレイ&DVD発売を記念した特別試写会が23日に都内で行われ、フィギュアスケーターの安藤美姫さんが宇宙飛行士の山崎直子さんと共に登壇し、サンドラ・ブロック演じるメディカルエンジニアのライアンに共感したことを明かした。
本作は、事故によって宇宙空間に放り出されたライアンと宇宙飛行士マット(ジョージ・クルーニー)の決死のサバイバルを描いた作品。山崎さんは「宇宙船の様子や、人の体の動きがすごくリアルだなと思いました。宇宙から見える地球の様子もすごくよく描けていてドキドキしながら観ていました」と絶賛した。
一方の安藤さんは「すごくリアルな、本当に宇宙にいるような映像だった。すごく怖くもあったけど、すごく共感もしました」と切り出すと、自身と同じく母でもあったライアンに特に思いを寄せた様子で、「すごく芯の通った生き方をしていて、窮地の時に娘の存在が力になったりする部分などすごく共感できました」としみじみ語り、「わたし自身いろんな声がある中、母になってもスケートをやらせていただいていますが、きちんと芯を持ってやっていて、自分の姿を、自信を持って娘に見せることができます」と2人の姿を重ね合わせていた。
さらに安藤さんは娘とのプライベートについて「仕事以外の時はなるべく一緒にいるようにしています。試合にも連れて行きますし、日本にはとにかく置いていかないようにしています。子育てはなるべく自分でしようと思っています」と報告。「娘がいることで人のつながりの輪が広がったり、いろんなお仕事の機会にも恵まれました。娘にはすごく感謝しています。娘から新しい視野をもらえました」と笑顔を見せた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ゼロ・グラビティ』ブルーレイ&DVDは発売中