『ベイブ』ジェームズ・クロムウェル、霊長類輸送を続けるエールフランスに抗議
動物愛護運動に熱心なことで知られる映画『ベイブ』のジェームズ・クロムウェルが、霊長類を研究所に空輸し続けているエールフランスに抗議をするため、木箱に入って動物虐待反対を訴えた。
CBS Los Angelesなどによると、ジェームズはロサンゼルス国際空港のエールフランスのターミナルに金網と木で作られた大きな箱を置き、その中に入って抗議をしたとのこと。エールフランスは大手航空会社の中では唯一、霊長類を実験用に研究所に空輸する会社だと動物愛護団体PETAは言っており、2013年だけでも5,500匹の猿が同社によって研究所に運ばれたという。
「一番の惨劇は、何も知らないエールフランスの乗客の席の下のカーゴ室で、猿が苦痛と恐怖を味わっていることです。わたしとPETAは、虐待は許されないということを訴えにきました」とジェームズはコメントしている。この抗議運動に対し、エールフランスはまだコメントは出していない。
ジェームズは今年2月にウィスコンシン大学構内で行った動物虐待に対する抗議運動で警備員に取り押さえられ、逮捕されている。(澤田理沙)