まもなく妊活休業の大島美幸、秋には一時活動再開を予定! -ウディネ・ファーイースト映画祭
イタリアで開催中の第16回ウディネ・ファーイースト映画祭に主演映画『福福荘の福ちゃん』で参加したお笑いタレント森三中の大島美幸がインタビューに応じた。海外映画祭初参加となった大島は、どこへ移動するのにも送迎車付きのVIP待遇に「食事も全部、お金を払わずに食べていますし、初めて体験することばかり。女優ってスゴイですね」と声を弾ませた。
5月からの“妊活休養”を発表している大島にとって、本映画祭参加は休業前の大仕事。日本・ドイツ・イギリス・イタリア・台湾による共同製作である本作はイタリア公開が決まっており、2泊3日の滞在で舞台あいさつと取材をこなすハードスケジュール。それでも日頃、バラエティー番組で弾丸旅行を敢行している大島にとっては「ビックリするくらい寝ていますし散歩もしました。これが旅行なんですね。天国かと思いました」と笑う。
笑顔の裏には、作品が好評だったことも大きいのだろう。映画『全然大丈夫』の藤田容介監督が「もし彼女に断られたら、この企画はやめようかと思っていた」と語るほど、熱烈なオファーを受けて挑んだ本作。大島が演じた主人公・福ちゃんは、ボロアパートの住民だが心は錦の人情家。しかしその姿は丸刈りのオッサンだった。さすがに大島も「女に見えないか心配」だったが、観客の笑い声が懸念を吹っ飛ばしてくれた。
そんな観客の声が後押ししたのか、大島は早くも「また福ちゃんをやりたいです。福ちゃんが好きです」と続編を望んでいる。藤田監督も「もし続編をやるとしたら前日譚(たん)かな。でもどうせなら、同じ丸刈りで違う設定にしたい」とアイデアを膨らます。
大島は今後、5月初旬まで仕事をこなしてからいったん休業し、本作が公開される今秋には再び、宣伝キャンペーンに精を出す予定だという。大島は「そのころには(妊活が)本当にどうなっているのかわかりませんが、この映画を観ていただきたいという気持ちが強いのでまた戻ってきます」と力強く語る。ウディネで養った英気が福をもたらすことを祈りたい。(取材・文:中山治美)
映画『福福荘の福ちゃん』は今秋公開
第16回ウディネ・ファーイースト映画祭はイタリア・ウディネ市内で5月3日まで開催