『TOKYO TRIBE』ヒロインは19歳・清野菜名!園子温監督が見初めた新たな才能
漫画家・井上三太の代表作「TOKYO TRIBE2」を『愛のむきだし』などの園子温監督が実写映画化した『TOKYO TRIBE』のヒロイン・スンミを、19歳の女優・清野菜名が演じることが明らかになった。吉高由里子、満島ひかり、二階堂ふみといった才能を発掘した園監督が見いだした期待の新星だ。
清野は2007年にモデルとしてデビュー後、女優業に進出。テレビドラマ「桜蘭高校ホスト部」「神話戦士ギガゼウス」などへの出演を経て、本作でヒロインに抜てきされた。アクションやバク転、殺陣が特技だといい、中学時代にはバスケットボール部に所属していたにもかかわらず陸上部に引き抜かれ、走り高跳びで全国大会に出場してしまったというエピソードもある。
本作のオーディションに合格した時のことを「電話一本で運命が変わりました」と振り返った清野。「『やるって決めたからには何があっても最後までやりきる』と、毎日全力で現場に挑みました」と撮影中の心境を明かすと、園監督については「初めは怖かったですが、現場で落ち込んでいる時に励ましてくれました」とその存在が支えになったことを打ち明けた。
劇中ではヒロイン・スンミにふんし、ラップを披露したり、男たちを相手にしてのアクションもある。「アクションに関しては、衣装がミニスカートだったので、回し蹴りのシーンは『観て!』という感じで、パンチラ上等で大きい振りを心掛けました」と思い切りのよさをアピールすると、清野は「すごい映画になっていると思うので、たくさんの方に観てほしいです」と仕上がりに自信を見せた。
同作は、近未来の“トーキョー”を舞台に、ストリートギャングたちの抗争を描いたドラマ。「ブクロWU-RONZ」のトップに君臨するメラを『HK/変態仮面』の鈴木亮平が、「ムサシノSARU」に所属する海(カイ)をYOUNG DAIS(N.C.B.B)が演じる。(編集部・福田麗)
映画『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9ほか全国公開