ドラマをヒントに行方不明の3歳女児を発見
テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのファンである男性が、ドラマ内で使われる暗示からヒントを得て、ロシアで行方不明になっていた3歳の女の子を発見したとDaily Mailなどが報じた。
3歳のアレクサンドラ・スピルキナちゃんは自宅の外で車を修理していた父親と一緒にいたところ、姿を消してしまったという。2日間にわたる捜索には、警察官や犬の調教師に加えて、ボランティアなど総勢400人以上が参加したが、アレクサンドラちゃんは見つからなかったとのこと。
そんな中、上空を旋回しているカラスの大群を発見した47歳のカリノ・ノーマガンベトフさんが、「何かある」と感じたという。「ゲーム・オブ・スローンズ」の大ファンだった彼は、「カラスがいるということは何かが起きているということだと思って車を運転していったら、女の子が泣きながらパパを呼んでいたんだ」と話している。同ドラマではカラスの大群は、何か大きな出来事の前兆を表す重要な役割を果たしているとのこと。
アレクサンドラちゃんは衰弱しているものの、大きなけがはなかったようだ。「最新鋭の赤外線画像装置も使って捜索していたのですが、カラスに負けました」と警察官はコメントしている。
米ケーブル局HBOが製作する本ドラマは、神話上の大陸ウェスタロスを舞台に、七つの国が覇権をめぐり壮絶な戦いを繰り広げるさまを描く。現在放映されている第4シーズンの視聴率も良く、第5・6シーズンのゴーサインも出たものの、第7シーズンまでしか製作しないことをプロデューサーたちが発表している。(澤田理沙)