安倍昭恵夫人、来日したボリウッド映画トップ女優を花束で歓迎
安倍晋三首相の夫人・安倍昭恵さんが29日、インド大使館で行われたボリウッド映画『マダム・イン・ニューヨーク』のトークイベントに出席し、同作のプロモーションのために来日した主演女優のシュリーデヴィを花束で歓迎した。
本作は夫に頼りがちだったごく普通の主婦が、コンプレックスをはねのけて一人の女性として自信と誇りを取り戻していくヒューマンドラマ。英会話という小さなきっかけを通して人生の喜びを発見するヒロインの日々を描き、世界中で女性の共感を得ている話題作だ。
花束贈呈は今年1月に安倍首相と夫人がインドを訪問した際に、日本映画を特集した映画祭に招待され、主催者から花束を贈られたことを受けて、安倍夫人自ら「お返ししたい」という思いで実現。花束を贈った安倍夫人は「主人も女性が輝く社会を目指して頑張っているところでございます。日本ではまだまだ管理職であったり政治家であったりというところには女性の方が少ないですけれど、すてきで有能な女性はたくさんいらっしゃると思いますし、枠にはまらず、わたしも総理夫人の枠を打ち破って、女性のために頑張っていきたいと思っているところでございます」とコメント。「女性同士が手を取り合って、つながっていくことで世界は必ず良くなると信じています」とインドと日本文化の交流発展に思いを込めた。
実生活で2人の子供の母親でもあるシュリーデヴィは、本作で約15年ぶりに女優復帰。出演した理由について「脚本を読んでわたしに向けて書いているように感じました」と深く共感したことを明かした。身近にいながらもついおろそかにされがちな母親の内面や悩みを表現している内容だけに、観客から「観た後にお母さんに電話して謝ったよ」と言われたエピソードを紹介して、「この作品に出演して良かったと思いました」と喜びを語った。
イベントにはアグネス・チャンも出席したほか、MCを元フジテレビアナウンサーで大相撲・貴乃花部屋のおかみである花田景子さんが担当。シュリーデヴィは50歳という年齢を感じさせない美貌でインドでは大人気の女優。イベントにも民族衣装のサリーで登場し、会場を華やかに彩っていた。(中村好伸)
映画『マダム・イン・ニューヨーク』は6月28日公開