米ジャズ歌手ジミー・スコットさんが死去 「ツイン・ピークス」にも出演
米ジャズ歌手のジミー・スコットさんが現地時間12日、米ラスベガスの自宅で死去した。88歳。The Washington Postなどが報じた。死因は明かされていない。
スコットさんは1925年、アメリカ・オハイオ州生まれ。1940年代にR&B歌手としてキャリアをスタートし、ソロアーティストとして「エヴリバディズ・サムバディズ・フール」といった名曲を残した。だが1960年代後半から80年代にかけては表舞台から姿を消し、1992年の「オール・ザ・ウェイ」で復帰を果たすまでは、地元クリーブランドの病院やホテルで働いていたという。
復帰後は精力的に活動し、「オール・ザ・ウェイ」「ホ-ルディング・バック・ジ・イヤーズ」といったヒットを飛ばした。2000年には日本でもツアーを行い、その模様を追った番組がNHK-BSで放送されたこともある。
また、デヴィッド・リンチによるテレビシリーズ「ツイン・ピークス」の最終話には本人役で出演。「シカモア・トゥリーズ」を歌い、強烈な印象を残した。ほか、イーサン・ホークが監督を務めた2001年の映画『チェルシーホテル』にも出演している。(編集部・福田麗)