ルパン声優・栗田貫一、次元声優の小林清志から「栗ちゃんらしいルパンを」と激励！

　21日、新宿バルト9で行われた『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』初日舞台あいさつに、ルパン役の声優・栗田貫一、次元大介役の声優・小林清志が来場、初のツーショット舞台あいさつを果たした。この日は小池健監督、プロデューサーの浄園祐も来場。この日は、北は北海道から、南は鹿児島、さらにはサウジアラビアなどからファンが集結するなど、ルパンの世界的な人気を見せつけた。

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　会場内に女性客が多数来場していることに気付いた栗田は、「小林さんが来るってのに、なんでこんなに（峰）不二子ちゃんがいっぱいいるんだろうな。あっちにも不二子ちゃん、こっちにも不二子ちゃん」とニヤけ顔。「驚いたよ、こんなにモテるなんてな」とまんざらでもない様子の小林に対して、栗田が「モテているかどうかは分からないよ」とツッコむなど、息の合ったやりとりを繰り広げる2人だった。

　ハードボイルドなタッチで人気を博したテレビシリーズ「LUPIN the Third -峰不二子という女-」の次元大介をメインに描いた本作。殺す前にターゲットの墓を用意するという殺し屋・ヤエル奥崎との戦いをハードに描き出している。「僕の中ではテレビで放送できない『裏ルパン』という感じ。もっとダーティにしてもよかった。極端にいえば不二子ちゃんとエッチしてもいいくらい。最近はルパンがとてもいい人であることが多いから、こっちのルパンもいいなと思う」という栗田に対し、小林も「その通りだね。（原作者の）モンキー・パンチさんが最初に雑誌に載せていたような大人のマンガに返った感じで感心しましたよ」と同意する。

　栗田が1995年に故・山田康雄さんからルパン役の声優を引き継いでからおよそ20年。常々、「山田さんのルパンを守るのが自分の役割」と言い続けてきた栗田に対して、小林も「栗田君は勉強家だからね」と一目置いている様子。さらに「そろそろ山田康雄のルパン亡霊を振り払って、栗ちゃんらしさを付け加えてもいいんじゃないかと思っているわけだよ。頑張ってちょうだいよ！」という激励のコメントを栗田に送ると、会場は万雷の拍手。「いいこと言うだろ！」とちゃめっけたっぷりに付け加える小林に対して、栗田は深々と頭を下げていた。（取材・文：壬生智裕）

映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』は新宿バルト9にて公開中