古代ギリシアの詩人ホメロスによる「オデュッセイア」の映画化、ロシアのF・ボンダルチュクが監督へ
紀元前8世紀の古代ギリシアで生まれたとされる、詩人ホメロスによる大叙情詩「オデュッセイア」の映画化で、映画『アフガン』(日本劇場未公開)や『プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星』などで知られるロシアの監督、フョードル・ボンダルチュクがメガホンを取ることになったとDeadline.comが伝えた。
ギリシア神話の英雄、イケタ王オデュッセウスが、トロイ戦争の勝利後に帰郷するまでの10年間を描く本作は、ワーナー・ブラザースが製作、巨額予算の大作となる予定。映画『戦争と平和』のセルゲイ・ボンダルチュクの息子であるフョードルは、プロデューサーや俳優としても活躍する、ロシアを代表するフィルムメーカー。テレビシリーズ「ダメージ」の脚本家の一人、ジェレミー・ドネルが脚本を担当する。
フョードルは、2013年に予算3,000万ドル(約30億円)の大作『スターリングラード(原題) / Stalingrad』を監督、アカデミー賞外国語映画賞部門のロシアの代表作となり、ロシア映画史上、最大の興行収入5,500万ドル(約55億円)を達成した。(1ドル100円計算)(鯨岡孝子)