リアル「きかんしゃトーマス」が日本を走る!大井川鐵道に登場!
この夏から静岡県の大井川鐵道に登場する、イギリス生まれの人気キャラクター「きかんしゃトーマス」を先頭にあしらった蒸気機関車の試乗会が、2日に行われた。
「きかんしゃトーマスとなかまたち」は、世界中で親しまれている絵本を基にしたイギリスの幼児向けテレビ番組。イギリスの架空の島、ソドー島を舞台に、顔と意思を持った機関車「トーマス」とその仲間たちの日々を描く。
「トーマス号」は7月12日~10月12日までの、延べ50日間、1両80席の7両編成で新金谷駅~千頭駅間を1日1往復。席は予約制となるが、この日の試乗会には、地元の園児およそ70人がトーマス号に乗車。シリーズに登場する人間の仲間、ソドー鉄道の局長トップハム・ハット卿も応援に駆け付け、車内は子供たちの笑顔に包まれた。
本物の「トーマス号」を走らせる企画は、母国イギリスにおいて、「Day out with Thomas」の名称で親しまれているが、アジアで実現したのは今回が初めてとのこと。トーマス好きの子供たちだけでなく、鉄道、SLファンの間でも話題を呼ぶことになりそうだ。
「トーマス号」の運行だけでなく、千頭駅と隣接する「音戯の郷」において、夏休み期間中に「トーマスフェア2014」を開催。千頭駅構内では、日本からソドー島にやってきたトーマスの仲間「ヒロ」の展示や、転車台見学、トーマスミニSL乗車、トーマス関連グッズの販売などが行われ、「音戯の郷」では、トーマスの木製ジオラマの展示や、トーマスのゲーム、ミニSLの乗車などのアトラクションも展開される。(編集部・入倉功一)
「トーマス号」は7月12日~10月12日まで運行(走行時間: 新金谷発10:38→千頭着11:51 / 千頭発14:10→新金谷着15:26)