日本人ボリウッドダンサーも参戦！マサラ上映でインド映画にハマる！
18日、インド映画『ダバング-大胆不敵-』の先行マサラ上映会（映画館で歌って踊って大騒ぎするインド映画ならではの上映スタイル）がシネマート六本木で行われた。この日は、日本人ボリウッドダンサー・関本恵子が特別ゲストで登場し、本場仕込みのエネルギッシュかつセクシーなダンスを披露。さらにはインド映画応援隊のゆるキャラ・ナン子ちゃんも駆け付け、ボリウッドファン大興奮の一夜となった。
本作は、『タイガー～伝説のスパイ』などで知られるインドの肉体派スター、サルマーン・カーン主演のポリスアクション。汚職に手を染めつつも、か弱き人々を守り抜く正義の心を持った警官が、悪徳政治家と壮絶な闘いを繰り広げていく。迫力の肉弾戦や銃撃戦に加え、ボリウッド名物の華麗な歌と踊り＆ラブも見応えあり。
上映前からロビーは「早く踊りたい！」と言わんばかりの熱気でムンムン。パンジャビドレスがよく似合う常連の20代女性によると「ここに来る方はほとんどが顔見知り。SNSやオフ会などでも盛り上がり、話題の中心はもちろんインド映画！」とのこと。上映30分前になるとスナック菓子とマサラ上映必携のクラッカーが全員に配られ、開場が始まった。
ボリウッドダンサーによるダンスレッスンでしっかり振り付けを学んだ後は、「さぁ、みんなでアホになれ！」を合図に本編上映がスタート。冒頭の『マトリックス』さながらのアクションに早くもあちらこちらでクラッカー音がさく裂し、花吹雪が宙を舞う。マサラ上映では鳴りもの、爆音は当たり前、口笛、悲鳴、ときには奇声？ もう何でもOKの無礼講なのだ。また、アクション、コメディー、サスペンス、ラブと見せ場ごとにさまざまなリアクションで湧く中、お約束の「筋肉美」がドーンとアップでスクリーンに現れると、割れんばかり黄色い声で会場は興奮のるつぼに。
クライマックスは、再びボリウッドダンサーが勢ぞろいし、全員が立ち上がって大フィーバー！ 観客は一心不乱にダンスを踊り、会場はディスコパーティーの様相を呈した。たっぷり汗をかいた後は、日頃のストレスはどこかへ蒸発、隣の他人があっという間にボリウッド仲間。マサラ上映を1度体験すると、インド映画に病み付きになる？ 食わず嫌いの方こそ参加していただきたい痛快なイベントだ。（取材：坂田正樹）
映画『ダバング-大胆不敵-』は7月26日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開